<4コマ漫画>
SAKURA
第2話
今にも「解せぬ」とか言い出しそうな顔だったので、急いでかつお節をかけました。
よく「犬は何でも喜んで食べるが、猫は食べ物の好みがうるさい」的な話を聞きますが(※猫がワガママという訳ではなく、本能的な問題らしいです)、サクラはとにかく食が細いです。しばらく同じドッグフード(獣医師指定のごはんなので、結構お高い!)を食べていると「ねぇコレ飽きた~!」と目で訴えてきます。
困って獣医師に相談した所、香りをつけてあげる(かつお節をふりかける)事と、食べたら褒める事を勧められました。
でも誕生日(元野良なので、獣医師がつけてくれた推定の誕生日)に高級缶詰をプレゼントすると狂ったように喜ぶので、ただ単に舌が肥えている犬なのかも知れませんね。。

サクラの生い立ち 後編
父が「犬を飼ってよい」など口に出す日が来るとは夢にも思いませんでした。
父曰く「うちの犬がよそで粗相をしていると近所で噂になってはマズい」と、わたしに子犬を連れてくるように命じ、首輪を買うまで玄関にて飼うこととなりました。
とても嬉しかったです。
小さい頃から猫や犬を拾ってきては怒られ、泣きながら元の所へ連れて行った記憶が一気によみがえり、過去に救えなかった子たちまで救えたくらいに嬉しかったのを今でも覚えています。
しかし大変なのはこれからです。
なんせ両親祖母祖父は犬猫嫌い。どんな飼い方をしたら良いかサッパリ分かりません(笑)
とりあえず散歩には行かせようと、わたしがリードなしで(何度も申し訳ないですが、当時はそういう時代でした。車もほとんど走らない小さい住宅地だし)散歩をさせました。
昼間よく遊んでいただろう、小学生が「あっ、あのワンちゃんだ!」と声をかけられてはフラフラとそちらへ行きますが、またわたしの足元へ戻ってきます。
なんとなく「このひとゴハンくれるし」くらいには認識してくれたのかも知れませんね。
散歩が終わって家に帰ると「はじめての犬の飼いかた」という小学生向けっぽい本を広げて、あぁでもない、こうでもないと両親が話し合っていました。
「まずリードと首輪とエサの容器か。犬小屋は俺が作るよ」なんて言ってます。
くるりと回って玄関に座る子犬~サクラ~の頭を撫でて言いました。
「よかったね。ここが今日からサクラのお家だよ」
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